2012年02月09日

腎腫瘍 4

さっき病院に行ってきました。


整理して書けるか全く自信がないのですが書いていきます。


私、勘違いしていたようで今日で悪性か良性かは分からないらしいです。


手術してとって病理検査をして初めて分かるそうです。


ただ腎臓にできる腫瘍の85%は悪性らしいです。


そして大きさからも悪性の可能性は極めて高い。


これはインターネットで元々調べていたので悪性の可能性が高いのは覚悟していたんだけど、結局今の時点では分からないそうです。


でも悪性の可能性が高いので他に転移していないか検査したのが3日のPET画像だったらしく、その結果で反応したのが乳腺と甲状腺でした。


乳腺のほうは、ただの腫れの可能性が極めて高いので念のために明日検査に行きます。


加えて甲状腺の方は、以前から単発性甲状腺腫の診断なのですが、1年ほど検査を受けていないので、合わせて受けたいと先生には伝えました。


それで明日、甲状腺と乳腺の検査に行ってきます。


その検査結果が分かるのに1週間ほどかかります。


最悪、そのどちらか一方、若しくは両方に転移が見つかると、治療しなくてはいけない順に治療していくことになります。


だからこの間仮押さえした22日の手術はなくなりました。


今の段階では見通しが立てられないそうです。


そして85%腎臓がんの可能性が高いのですが残りの15%の可能性というのが、腎血管筋脂肪腫になるそうです。


こちらは良性の腫瘍となります。


ただ良性だろうが悪性だろうが大静脈が圧迫されていて腫瘍も大きいことから大変難しい手術になるそうです。


そのため今通っている病院よりも更に大きい病院での手術を視野にいれないといけないという問題が今回本格的に発生しました。


MRIやCT、PETの画像だけでは腫瘍をとる際に大静脈を傷つけたりしないかの心配があるそうです。


そして今の病院では血管外科(って言ったと思う)がないので何かあった場合対応ができないそうです。


それで他の病院での手術を考えなくてはいけないらしいです。


ただその他の病院の場合、手術までの期間が長くなる可能性もあるそうです。


待っている人が多いってことですね。


それでもって、交通の便からいくと両親のことを考えると今の病院のほうがいいんだよね。


今の段階での先生の見立ては、いけるだろうという可能性が高いのですが、なにせ画像だけでの診断。


あけてみないと実際どうなってるかなんて分からないんですよね。


それは私もそう思うわ。


今の私の判断では違う病院での手術に傾いています。


車のない両親には申し訳ないけど、退院後は今の病院での通院も可能らしいので。


ひとまず1日考える時間をもらって今日は帰ってきました。


今のところ入院日も手術日も決まっていません。


進展のない報告で申し訳ないです。


ちなみに腎臓がんからの転移で一番考えられる肝臓、肺、リンパ節への転移はPET画像ではみられませんでした。


ただ活発ながんでなければ、PET画像でも反映されないので100%転移がないとは言い切れないらしいです。


自分の気持ち的には、手術するまで良性か悪性か分からないのか~とか腫瘍が覆いかぶさっている大静脈が圧迫されていて、他の血管が代わりに血を流す役割を果たしているので、他の血管にかなり迷惑をかけているんだな~とか静脈が機能を果たしていなくても生きていられるんだな~とか私の体って結構、頑張っているのかなとか無理させているのかなとか、そのあたりがグルグルしています。


先生の前で父親は泣いてしまうし、まあ手術して悪性で転移しまくっていたら確実に親より先に死んでしまいますからね。


ただ本人は至って冷静すぎて、泣くなよって思ってしまったりしてました。


今の病院で手術を受けるか、とりあえず話だけでも大きな病院に聞きに行くか考えている時も、隣であーだこーだうるさく言ってきて(結局は本人が決めることとか、だから考えてるんだよと思うようなこと)、ちょっと今考えているから静かにしてと冷静に言ってしまったりと、こんなに親に冷たい人間だから天罰がくだって病気になったのかななんて考えてました。


まあここでは書きませんが、自分の病気については親の責任からはじまっている可能性もあって妙に冷たくもなっています。


もちろん自分が小さな変化に気付かなかったこと、健康診断での甘い診断に自分自身だけでも、ひっかからなかったことが悪いので自分が悪いという気持ちが一番です。


悪性であり、余命何カ月なんて1週間後に言われても自分の性格が悪いのと日ごろの行いが悪いからこうなったんだろうなと思っている自分もいます。


そりゃあ、余命何ヶ月かなんて実際言われたら泣くと思いますが、自分のまいた種という気持ちが今も大きいです。


かわいげがないな~と自分でも思います。


でも自分自身が悪いって気持ちが9割以上ですね。


だから性格が悪いんだと思います。


まあ性格の悪さで誰もかれも病気になるとは思いませんが、私への罰はこの病気なのかなと思いました。


この間も書きましたが、特に宗教にのめり込んでいるとか哲学的な考えとかでは書いていません。


単純に考えてそういう想いになっています。


まあ今できることをして手術日に向かうしかないので、とりあえず明日乳腺と甲状腺の検査に行ってきます。


明日の様子も腎腫瘍には直接は関係ないかもしれませんが、書こうと思います。






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Posted by ミーハー女 at 16:32│Comments(2)健康
この記事へのコメント
ミーハー女さんへ。初めまして。いつもブログを拝見するばかりで…。30代女性で、4年ほどまえに耳下腺腫瘍の手術をしたもので、どうしても気になってしまって…。

私も、耳の後ろにちょっと違和感があったものの、放っておいたクチです。骨の膨らみか、脂肪種だと思って。そして、やはり医師にも気づいてもらえませんでした。それより前に耳鳴り&めまいで受診した時に、メニエル病に移行する可能性も…と言われていたのですが、それほどひどくはならず、ある時ガクンと耳鳴りがひどくなって…。改めて、耳たぶの後ろをさわっていて膨らみに気づいて受診→病名宣告です。

結果的に、私の場合は最初から良性の可能性が高い…と言われてはいたものの、かなり大きくなってしまっていたので、最悪は顔面麻痺…と言われつつ、開けてみたら案の定、顔面神経に腫瘍が乗っていて、耳たぶの神経を切る形で、なんとか最悪の事態を回避しました。

まぁ、メニエル疑いの時のお医者さんが気づいてくれていれば、大きくならずに手術出来たかもしれないし、でもやっぱり、違和感を放っておいた自分が悪いとは思っています。

ただ…。ミーハー女さんのように、自身がこれだけ大変なことになっている時に、それでも身内を思いやってあげられないような自分だから、小さなシグナルに気づけなかったから、すべて自分が悪いなんて、そんなことはないと思いますよ。

もちろん、性格が悪いなんて、罰だなんて、そんなことも!

お会いしたこともないし、お話ししたこともありませんが、記事を拝見していて、そう思います。

実を言うと、私もちょっと似た感じでした。家族との関係(?)というか…。私の場合は「あの~。嫁入り前にこんな病気して、心配かけて、申し訳ないとは思いますが…。そこで、あなたがパニックになられても」なんて、しょっちゅう思ってました。うちの場合は、術後2日で母が倒れて入院。脳梗塞かも、と大騒ぎになり、私はキズもふさがらないのに医者に無理言って術後4日で無理矢理に退院。結果…母は不安発作と判明。親は親だけど、頼れないというか、そろそろ代替わりというか、こちらが面倒を見ないといけない順番になったんだな~って、身にしみました。

自分に起こった出来事でも、家族に起こった出来事でも、やっぱり性格ってあるから。ミーハー女さんのように、人よりちょっと冷静で、状況判断能力が高い、分析力が高い…それはかわいげないな~って、自分が感じちゃうかもしれないけど、生きていく上でも、病気と闘う上でも、武器になるんじゃないでしょうか? 甘え下手でソンしちゃうことはあっても。

長くなりましたが、もうひとつだけ…。外科手術は、症例です。手術件数をこなしている経験のあるお医者さんを探してみてはいかがでしょう。私の場合も、あの先生じゃなかったら…っていうのがあるので。大学病院では術件数を公開しているところもあります。また、学会のホームページからも、専門医を捜せる場合もあります。同じ泌尿科でも、前立腺を専門に研究してるお医者さんと、腎臓を専門にしてるお医者さん…もちろん、どちらでも手術は出来るでしょうけど、よりリスクを少なくするという意味で。

同じ状況にいるわけではないのに、長々と偉そうなことを言って気分を害されたら、ごめんなさい。今日の検査も、お疲れさまでした。私でお役に立てることがありましたら、おっしゃってくださいね。祈ってます。
Posted by utauta at 2012年02月11日 03:00
★utautaさんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。
utautaさんは耳下腺腫瘍の手術を4年前にされたそうで、しかも術後4日で退院されたとのことで驚きました。
その後、お体大丈夫でしょうか?
本当にいろいろな病気があって私も今回驚いてばかりです。
違和感もなかったし、言われてみれば・・・という感じで、それでも気付かなかった自分が悪いという気持ちは変わらないんですよね。
utautaさんは最悪の事態は回避されたとのことで、私もそうなればいいなという気持ちです。
変に前向きと言うか未だに良性の可能性もあるでしょと思っている自分が怖かったりもします。
両親との関係は10日のブログでも触れましたが、妙に自分がしっかりというか冷静なのでできる限り対処しなくてはという気持ちです。
utautaさんはこういうとなんですが、私と近い感じがしてとても親近感がわいています。
まあうちの両親はこれで私が完全に嫁にいけなくなるなとは思っていると思います。
その前に生死もかかっていますが・・・。
なにしろ大きな傷が残りますからね。
もらってくれる人はいないと思って当たり前というか、その前に自分たちよりも先に死ぬかものほうでパニックにはなっていると思います。
でも私は生きる気満々なんですけどね、憎まれっ子世にはばかるの精神でいこうと思っています。

utautaさんが仰ってくれた病気と闘う上でも、武器になる部分で病気に立ち向かっていきたいです。
そういう風に言ってもらえてまた心強い気持ちになりました。

それと外科手術に対しての考え方勉強になりました。
和歌山なので病院数はしれているのですが、早速HPを見てみようと思います。
同じ泌尿器科でも前立腺と腎臓でも全然違いますもんね。
全然偉そうではないです。
こういう風にブログで好き勝手書いているだけの私に教えてもらえてただただ感謝です。
本当に有り難いです。
これからも愚痴とか不安とかも書きそうですが末長く宜しくお願いします。
この度は本当にありがとうございました。
Posted by utautaさんへ at 2012年02月13日 14:28
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