ミーハー女のミーハー日記２

ZORRO THE MUSICAL
日生劇場
1月22日（土）
AM11時半開場　PM12時半開演（席：XA列中央）
イネス：島田歌穂／ガルシア軍曹：我善導

PM4時半開場　PM5時半開演（席：C列左寄り）
イネス：島田歌穂／ガルシア軍曹：芋洗坂係長


1月23日（日）
AM11時半開場　PM12時半開演（席：O列左寄り）
イネス：池田有希子／ガルシア軍曹：芋洗坂係長



出演
ディエゴ＆ゾロ／坂本昌行

ルイサ／大塚ちひろ

ラモン／石井一孝

イネス（Wキャスト）
島田歌穂
池田有希子

ガルシア軍曹（Wキャスト）
芋洗坂係長
我善導

老ジプシー＆アレハンドロ総督／上條恒彦


海外フラメンコダンサー
ソニア･ドラド
マリア･ホセ･アルバレス
ホセ･エル･アラモ
フェルナンド･ソラノ
アントニオ･クルス

フラメンコギター
アントニオ･カラスコ

日本人フラメンコダンサー
大野環

アンサンブルキャスト
安部三博
大岩主弥
川口竜也
田崎悠人
橋本好弘
林和哉
土方憲人
青山郁代
園山晴子
SONIA
福田えり
安田貴和子


画像は、昨日の2枚目のポスター部分をよりアップに寄って撮ったもの。


今日は、それぞれのキャストの感想を書きます。


最初に断っておくと、皆さん素晴らしい演者さんですので、個人の好みで偏った部分もあると思いますが、ご了承ください。


それでは早速・・・。

本当は、皆さん書きたいのですが、メインキャストだけにします。
ただ子役キャストさんもアンサンブルキャストさんもフラメンコダンサーさんも、とにかく皆さんレベルが高いです。
もちろん生演奏も素晴らしいです。
今回、全てのキャストをオーディションで決めたかまでは、分からないのですが、全てのキャストをオーディションで決めたのかな～と思うほど皆さんレベルが高くて、圧倒されっぱなしでした。
どの作品とか細かいことは、書きませんが、作品によっては、どうして、このアンサンブルさんにソロパートを歌わせたんだと思うことが、よくあったのに今回は全くないですね。
アンサンブルさんのみでのステージもあるのですが、とにかくレベルが高く質の良い作品になっています。
それでは、メインキャストのみ感想を書いていきます。



老ジプシー＆アレハンドロ総督役／上條恒彦さん
うーん・・・上條さんのイメージって私の中では金八先生です。
でもたくさんの舞台経験があることは以前から知っていました。
だから楽しみだったんだよね。
ゾロのお父さん役であり、ジプシーの2役で凄く楽しみだった。
だけどさ～声が全く出ていないんだよ
出ていないっていうか喉が潰れてしまったのかな～。
最初の語りが、聞き取りづらくて、エーーーーッって思っちゃいました。
ところどころきちんと聞こえている部分もあったんだけど8割近く厳しいな～と思いました。
まだ始まったばかりなんだけど、大丈夫なのかな。
それとも、あれが上條さんの持ち味なんだろうか。
何が100の状態か分からないので、なんとも言えないけど個人的には千秋楽まで持つのかちょっと心配です。



ガルシア軍曹（Wキャスト）役／我善導さん
クレジット順では、芋洗坂係長のほうが先なんだけど、私が先に観たのが我さんだったので、先に書きます。
どちらかというと、かわいい系のガルシア軍曹ですね。
かわいくてお茶目で憎めない感じ。
ころころしていて動きが嫌味なく、目がクリクリしていて、年齢不詳な感じが魅力的な方ですね。
もちろん、表情豊かで芝居ならではの笑いがとれるコミカルな動きがよかったです。



ガルシア軍曹（Wキャスト）役／芋洗坂係長さん
個人的には、我さんのほうが好みだったりする。
っていうか、すみません。
先に我さんを観たせいもあるかもしれないけど、芋洗坂係長は太り過ぎですね。
ってお前に言われたかねーよとかいうコメントはいりませんので。
動きが悪いとかってことはないんだけど、我さんで観慣れていたせいもあってか、最初に観た瞬間、おっさんが座っているっていう印象しかなかった。
しかも私だけかもしれないけど、ところどころで元横綱の朝青龍にしか見えなくて、これまた申し訳ないけど、ふてぶてしく見える箇所が多々あったんだよね。
朝青龍を別に嫌いって訳でもないのですが、まあヒールじゃないですか。
だから芋洗坂係長もそこが残念でした。
でもまあ、あの体型であれだけよく動けるなと思いました。
余計なお世話で、我さんの時も思ったんだけど、ハシゴを登って行くシーンでハシゴが壊れやしないか落ちやしないかヒヤヒヤしていたのは私だけでしょうか（汗）
お二方とも技術的にはなんの問題もないです。



イネス（Wキャスト）役／島田歌穂さん
島田さんというと、やはり坂本さんのお母さん役をやった印象が強いのですが、実年齢的にいくと、そこまで離れていないので申し訳ないですよね。
今回の関係性のほうが、もちろんしっくりときます。
正直、池田さんとの区別がいまいちついていなかったりもします。
それだけお二方とも凄いということなのですが・・・。
やっぱり歌唱力、表現力は凄まじいですね。



イネス（Wキャスト）役／池田有希子さん
同じく歌唱力、表現力の凄さは言うまでもないです。
どちらかというと島田さんよりは凛とした感じを受けました。
でもはっきりと違うという印象がまだないので鑑賞を重ねていくうちに違いを見つけたいです。



ラモン役／石井一孝
嫌味のない悪役でしたね。
私だけかもしれないけど、性根が腐っているのに、なぜかそこまで憎めない。
元々、持っている石井さんの人柄のせいもあるかもしれないけど、どこか悲哀を持った悪役で、できればラストはあんな終わり方にしないでーと思って見てしまう珍しいタイプの役どころだなと思いました。
残念なのは、歌が少ないこと。
もっと曲に合わせて歌う感じのが1曲でもあればよかったのにな～と思いました。
個人的に残念なのは、汗かきなんですかね～。
凄い汗だくなのもちょっと気になりました。
最初、あれ？何か塗っている？って思ったくらいだったので。
元々の体質もあるので言ってはいけないことだったらすみません。
もちろん素晴らしい役者さんだと思いました。



ルイサ役／大塚ちひろさん
彼女のイメージは、アテンションプリーズの客室乗務員役です。
舞台に転向したことは知っていて（もちろんテレビドラマにも出演はしていますが）、何本か出演しているのは知っていたので、今回楽しみにしていた女優さんでした。
期待を裏切りませんね。
将来有望な舞台女優さんだと思います。
坂本さんと石井さんに挟まれての幼馴染役だと、若すぎるかな～という感はありますが、それを吹き飛ばすほどの演技力、歌唱力、表現力を持っている方だと思いました。
声も出てるし、歌もうまいし、ゾロと歌うところなんか、合いすぎていて鳥肌立ちました。
役にもはまっているし、強さとかわいさを持ったヒロインを見事に演じています。



ディエゴ＆ゾロ役／坂本昌行さん
進化し続ける39歳ですね。
っていきなり何を言うのだって感じですが。
東京だけで60公演。
舞台をすると、どんどん痩せこけていくのに60公演も大丈夫なの？と思っていたのですが、今のところ前よりも声が出るようになっていたように思います。
声量半端ないですね。
元々、野太い声ではなく真っ直ぐに伸びるタイプの声質なので迫力にかける部分もありましたが、今回は迫力も増して声量も増して歌唱力も増しています。
全てにおいて増量中でしょうか。
まあこれはマイクの音量を上げているのか？とも思ったのですが、それならもっと音量上げたほうがいいキャストもいたので、多分、坂本さんの声量が上がったのかと思っています。
ディエゴとゾロの2役ですが、プラス、おかまディエゴも登場するので実質3役をうまくこなしていますね。
最後の登場シーンもかっこいいし、歌唱部分もマジックのシーンも魅せます。
マスクをかぶっているのってどうなんだろう？とかポスターの時のままだと嫌だなという心配もなくて、マスクをかぶっている姿すらかっこいいです。
これはやっぱり、ゾロが正義だからなのかなと思います。
ポスターのつけ髭、変な髪型じゃないのも一安心。
最後のシーンで前髪がダラーンとなりすぎて目があまり見えないのが気にはなったけれどビジュアル的には大満足です。



・・・とまた長くなりそうなので、このへんで。


23日の公演はチケットぴあでとったのですが、周りのお客さんも一般の方が多いように思いました。


後ろの年配の女性3人組は、宝塚のファンの方なのかな～。


でも周りには評判を聞いていたのか、開演前から楽しみな様子。


笑いどころでは、かなり笑ってくれていて、カーテンコール時には、ヒューー×2って大声で言ってくださっていて、リピーターのファンが大袈裟に笑うのが、ちょっと鬱陶しいと前に書いたのですが、一般の目から観ても面白いのかな～と嬉しかったです。


同じく右後ろのほうには、どういう組合せか分からないけれど30代～50代くらいの男性4～5人組。


1人の方が、プログラムを買っていたのか回し読みをしてました。


開演中も笑いどころで、かなり笑っていて同じく嬉しかった。


でも隣の男性お一人様は、半分くらい寝ていたんだよな～。


どういう関係で観に来られたのか分からないけど、ちょっと残念。


でも拍手どころでは、拍手をしてくれていたので感謝もしていました。


大抵、周りがジャニーズファンという環境で観ることが多い私にとっていい経験でした。


たくさんの方が楽しめる作品だと自信を持ってお勧めします。


今度は2月6日鑑賞予定なので、また感想を書きます。