2010年05月06日
キマズゲ~愛のことば~

劇団たいしゅう小説家第Present`s
「キマズゲ~愛のことば~」
2010年5月3日(月)PM2時開演
東京芸術劇場小ホール2
作・演出:坪田塁
出演
モト冬樹
坂本直弥 (ON/OFF)
浅香航大
藤原祐規
富田翔
新宮乙矢 ( 劇団め組 )
DAIZO
粟島瑞丸
斎藤真吾
佐々岡美幸
MAI
野久保直樹
坂本和弥 (ON/OFF)
浦野一美
田中実
野久保直樹さんの復帰作を観てきました。
ここでちんたら感想を書いても仕方がないので、私の感想は追記に書きます。
その前に、念のためにあらすじを書いておきます。
あらすじ
大学の警備員として働いている日暮年男 は、その持ち前の明るさと親しみ安さから、大学生たちに好かれ、いつしか人生相談まで乗るような日々を過ごしていた。
そんなとき一人の女子大生と人生相談を越え、奇跡の愛が生まれようとしていた。
そしてそんな日暮が奇跡の為に選択した1つの答えは、「中卒の自分が高校に入り卒業すること」だった。
そしてここにもう一人、奇跡的な運の悪さを持つ男が登場する。
彼こそ若手新米教師・希望に燃える男、朝比奈昇(あさひな しょう)。
新任教師として採用され、意気揚々と職員室に入ってきた。
しかし、生徒は ・・・。
他の教師たちを頼ろうにも、新設である夜間部に集められた教師たちは皆が皆、くせ者揃いだった。
いつでも考えていない体育教師、、「芸術は爆発だ」を真に受けて「爆発アート」を作っている美術教師、 バレエが大好きで、バレエメイクをしているゲイの音楽教師である彼らは皆、全日制でダメ教師の烙印を押され、夜間に異動してきたのだった。
さらに、教育実習生としてやってきたという若干 21 歳の若者。
朝日奈の妹(朝日奈輝乃)は、、最近になって、何があったのか凄く楽しいそうに大学へ行っていること 。
嬉しいような寂しいような。もしかしたら妹は恋なんぞをしているんじゃないか?
そんなおり壮絶な事実が発覚!これ以上はお楽しみに?
感想は、追記です。
感想
注:私自身の感想であり、個人的な感情を含んで書いていますことをご了承ください。
この作品が大好きな方はいて当然だし、個人の好みだと思っております。
好きな方に対して批判的には思っておりませんので誤解なきようお願いいたします。
先に注意書きを書かせてもらいました。
できるだけ、やんわりと書こうと思っているのですが、どうなるか分からないので逃げ道を作りました。
さて感想。
2作品しか観ていない私が言うのもなんだけど、多分、私には坪田塁さんの作品、演出は合わないんだろうなと思いました。
実際、生で観たのは「K」と今回の「キマズゲ~愛のことば~」の2作品。
プラス、DVDのみでの鑑賞も入れていいなら「ヘキサな2人」も入れると3作品。
3作品観た結果、私には合わないのだろうなとは思いました。
あまりにも造りこまれた感のある展開、面白い駆け引きだろうと言わんばかりの台詞、ギャグ。
造りこまれた感のある展開は白々しく、ちぐはぐで無理矢理まとめた感に無理があり、面白いつもりの台詞は面白くなかった。
展開に関しては、フィクションなんだから無理があってもいいだろうと言われればそこまでだし、そう言われたら、そうですねの一言で私は片付けます。
ただ1時間40分(45分だったかも)の舞台の中では中途半端感が出ていて入り込めませんでした。
ぶっ飛んでいるようでぶっ飛び方も中途半端で、どちらかに偏っていたら、それはそれで楽しめたのかもしれません。
面白い面白くないの基準は、人それぞれだし大爆笑しているお客さんもたくさんいたけれど、リピーターさんなんですかね。
台詞を言った後、まだ続いているのに笑い声が聞こえてきて初見の私には、ついていけなかった。
笑い声で何を言っているか分からなくなる部分もあり、そんなに面白い?と不信感たっぷりで作品を観ることとなってしまいました。
笑うことを悪いとは言いません。
ただジャニーズの舞台・ミュージカルでもそうだけど、リピーターが多く、拍手のタイミングが早かったり、笑うタイミングが言う前から笑っていることはある。
これは演者を甘えさせるだけだと思うんだよね。
今回の作品をそうだとは言い切れません。
私自身が観てそう感じただけで、本当に面白いと思って大声で手を叩いて笑っている人がいてもおかしくはないです。
笑いのツボは人それぞれですから。
私自身はクスッとくるくらいでした。
キャストに関しては、モト冬樹さんと田中実さんはさすがです。
ラストでこの2人だけのシーンがあるんだけど、一番安定感があって安心して観れる場所でした。
正直、クスッと笑う中でも結構笑ったシーンは、モト冬樹さんの面白い台詞だけでした。
他のキャストさんは、先に役のキャラクターがあってそれを追いかけているという風に見えたのですが、モトさんに関しては、完全にキャラクターに追いつき、自分のものとして自分のキャラクターも生かしつつその役になり切っていたと思いました。
これも他のキャストさんが悪い訳ではなくて、今回の作品の1人1人の役が個性的なキャラクターが多かったというのもあると思います。
また他のキャストさん全員が全て悪い訳ではなく、台詞が聞き取りやすい方、台詞運びが素晴らしい方もいたのですが、白々しさが、目立った方もいたように感じました。
もちろん舞台でもテレビドラマ、映画の世界でもそうですが、ベテランも新人も入り混じって作品はできます。
だから、誰かが下手でも全体的に見てまとまっていれば面白い作品になると思います。
でも私にはちぐはぐ感が出ているように見えて合わなかったようです。
最後に、野久保君に関してですが、出番は最後の15~20分くらいでした。
これ文句言ってる訳ではないので誤解のないように。
復帰作、急遽出演決定という謳い文句だったので当然だと思います。
ここからは完全に贔屓目になりますが、以前よりも滑舌がよくなっているように思いました。
劇場自体のキャパが小さいということもあるかもしれないけれど、台詞が聞き取りやすかったです。
見た目的には、この作品のHPで見た時は、太って顔が黒くなったと思ったけど、本人は変わらずかっこよかったですよ。
太ってもないし、むしろ少しほっそりとしたようにも感じたかな。
顔の色は、照明もあってはっきりとは分からなかったけれど、全体的に精悍な面持ちになったように思いました。
髪型は、舞台「K」の神戸公演の時のような髪型で、今回の舞台でも「K」と連動させているような部分もあり、これが坪田作品なのかなとも思いました。
是非、頑張ってほしいです。
ただ1つ、2つ、3つほど腹立たしいことがあったので、書いておきます。
野久保君は、最後20分くらいの時に登場したのですが、その時に小さく拍手した奴とキャーって言った奴がいたのですが、バカなんでしょうか?
他のキャストさんが登場した時には、そういう歓声や拍手は起こりませんでした。
ミュージカルなら歌い終わった後で拍手は起こりますし、舞台の演出上、拍手が起こることはあります。
野久保君の登場シーンで歓声と拍手は演出上、必要ありません。
心の中でだけにしてください。
口が悪いのを承知で書きますが、常識をわきまえろ。
そしてこれは野久保君ファンかどうか分かりませんが、客席から見て左側に座っていた前から3~5列目くらいに座っていた女性が、最後カーテンコールで、うちわを出して出演者にアピールしていました。
しつこく書きますが、野久保君ファンかどうか分かりません。
他のファンの方かもしれません。
うちわに何を書いていたかも知りません。
暑いから仰いでいたんじゃないの?という方もいるかもしれないです。
でも最後のカーテンコールでうちわを演者に見せるようにしていて、演者がいなくなった途端、うちわを直し、また演者が出てきたら出していたので、何かアピールしていたのでしょう。
こんなこと、ジャニーズのファンでもしませんよ(失笑)
ジャニーズファンでも失笑してしまう出来事です。
ジャニーズは、ミュージカルや舞台の時は応援グッズお断りという決まりもあるので、していないというのもあると思います。
だからこそ、今回のうちわを出していた人を見て場をわきまえろって思いました。
もちろん、うちわを持ってきてもいい舞台ならいいんです。
ただ今回3日の公演を見て、うちわを持っていたのは1名だけでした。
本当に口が悪いけれど、バカ?って思いました。
口が悪い私もバカなんだと思います。
バカ?としか言えない私もバカです。
ただ、もしもこれが野久保君のファンだったとしたら恥ずかしくて仕方ないです。
他の演者のファンの方からも失笑だと思います。
とりあえず私は失笑だし、恥ずかしい人だなと思いました。
堅苦しいことは言いません。
笑いたい時に笑えばいいし、泣けるところで泣けばいい。
感動したら拍手すればいいし、演者に感謝すればいい。
でも必要最低限のマナーくらい守ってほしいです。
これはどの舞台、ミュージカルに関してもそうです。
まさかの拍手、歓声、うちわに情けなかったです。
うちわに関しては分からないけれど、野久保君以外にもたくさんの方が出演しているのです。
浮いた行為は、野久保君自身への迷惑にもつながりますよ。
きちんとした形で応援していきたいとつくづく思いました。
野久保君だけでなくV6、大沢たかおさん、ゴスペラーズと全ての方に対して思いました。
自分への戒めにもなりました。
改めて応援していこうと思います。
最後のほう、鬱陶しい文章になってすみません。
感想含めてこれで終わります。
Posted by ミーハー女 at 14:27│Comments(0)
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