2011年05月15日

2011年23本目

2011年23本目
2011年23本目
ブラック・スワン
出演
ナタリー・ポートマン
ヴァンサン・カッセル
ミラ・クニス
バーバラ・ハーシー
ウィノナ・ライダー
バンジャマン・ミルピエ
クセニア・ソロ
クリスティーナ・アナパウ
ジャネット・モンゴメリー
セバスチャン・スタン
トビー・ヘミングウェイ         ほか


公開初日に鑑賞。


水曜日だったけどレディースデーということもあり、賑わっていましたよ。


特別プレゼントのようでポスターらしきものを頂いたけど、まだ見てません。


黒いリボンをかけられていて、観る前からちょっと怖かったんだけどik_84


感想は追記にて。






感想


ストーリー的には、白鳥の湖を題材にしている点は、惹きつける部分はあるけれど展開や結末は、見たことがあるような展開だな~と思いました。


ある意味、古典的と言うか勿体ないのが予告の流し方ですかね。


本編よりも予告のほうが上回ってしまって本編をみると妙に長ったらしく感じたり中だるみを感じたりする部分もありました。


予告で観るのが楽しみになるのは予告としては成功だけど、本編観て思ったより面白くなかったじゃあ本編つぶしになっているなと思いました。


ただ駄作かというとそうではないです。


予告で観ましたがバレーのシーンはカメラ2台を使って撮影したとのこと。


その映像が流れていたけど、ナタリー・ポートマンにぴったりと滑らかについていくカメラワークは、こういう映像になったというのを観ると素晴らしい出来映えだと思いました。


ちなみにバレーの知識は全くありませんのであしからず。


バレーの技術などに関しては、見た目の華やかさや雰囲気で感想は書いています。


ナタリー・ポートマン自体は、ダンスの経験はあるもののバレーに造詣が深いかというとそこまでではないようです。


それでもプロから見ればどうかは分かりませんが、私は素晴らしいなと思いました。


とにかく表情が素晴らしいからそれだけで80点近くいくのですが、そこにカメラワークの絶妙さや彼女の努力も加わって素晴らしい演技になっていると思いました。


最初の白鳥のイメージは元々の彼女そのもの。


私の元々の印象が彼女は知的なお嬢様女優というイメージだったのでなんの問題もなく観ることができました。


ちなみにスター・ウォーズは全く観たことはありません。


プラス、どこかおどおどとした感じや自信がない雰囲気は役柄の持って生まれた環境からですが、そこも上手いなと思いました。


黒鳥に変貌していく様は、おどろおどろしいまでの変貌ぶり。


また白鳥に戻った時(役柄では戻った訳ではないけど)の白鳥の表情も素晴らしかった。


そしてラストの恍惚とした表情は、ゾクッとしました。


アカデミー賞向けの作品だとは思いましたが、それだけでないエンターテイメント性もきちんと兼ね備えた作品になっていて観やすかったです。


もちろん、ナタリー・ポートマンだけでなく他のキャストの皆さんも素晴らしかった。


特に女優陣がいいですね。


ニナのライバル役を演じたミラ・クニスは黒鳥のイメージぴったりで、ニナをどんどん追い詰めていくのですが、どこか小悪魔的な雰囲気で今回は主役のライバル役ということもあって意地悪な雰囲気もありましたが、私はチャーミングな女優さんだと思いました。


そしてリストラされたバレーリーナ、ベスを演じたウィノナ・ライダーも哀愁漂う雰囲気と狂気をまとった雰囲気が素晴らしかった。


ニナの母親役を演じたバーバラ・ハーシーは、自らも影を背負っていて知らないうちにニナを追い詰めていく母親役を見事に演じ切っていました。


白鳥の湖自体、悲しいお話ですが、まるで同じように辿って行くニナ。


正直、共感するのは厳しいですが作品として観るには見応えがありました。


アカデミー主演女優賞も納得です。


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Posted by ミーハー女 at 15:00│Comments(4)映画
この記事へのコメント
すみません、こちらにもコメントさせてください。
今日私、この映画と「阪急電車」の2本を続けて
観たのですが、正直、「阪急電車」をあとに観てよかったです。
この映画があとだと、帰り道、ちょっと落ち込みそうでした^^;
個人的にハッピーエンドが好きなので、この映画のように
ぞっとするのは、ニガテなせいなんですが。

ナタリー・ポートマンの演技、素晴らしかったですね。
バレエのシーンの切ない表情は、まさにバレリーナでした。
真面目な、優等生っぽい感じもよく出てたと思います。
華奢な感じが少し、オードリー・ヘップバーンに
似てるなあ~と思って観てましたが、
黒鳥のときの怖いくらいの狂気が、あのか細い感じから出てくるのは
すごいと思います。
日本の役者さんで、あの役ができるのは誰だろう・・・と
考えましたが、なかなか思い浮かびません。
「白鳥の湖」、好きな演目なのですが、今後見るときは
この映画を思い出して、ちょっと切なくなりそうです。

個人的に、ウィノナ・ライダーがすごく老けて見えて
びっくりしました^^;
ライバル役のミラ・クニス、初めて知りましたが
何か憎めない雰囲気でしたね。

たまにはこんなぞくっとする映画も
考えさせられていいですね。
たかおさんの映画もいいけど(笑)いろんな映画も
観ないとな~と思った1日でした。
Posted by きんぎょ at 2011年05月19日 00:36
★きんぎょさんへ

こちらにもありがとうございます(o^∇^o)ノ
確かに帰路につく場合は、阪急電車のほうがいいかも。
帰りも阪急今津線に乗って帰られたのなら尚更です(^^ゞ
私もハッピーエンドがいいんですよね。
この作品に限っては、この結末も仕方がないかなとは思うのですが・・・。
逆にまさかの夢オチならブチ切れていたかもしれないです。
それくらいこの結末でもいいかなと思えるほどキャストがよかったです。

ナタリー・ポートマンウマイですよね。
レオンのあの子が、こんないい女優さんになるとは・・・と思いました。
まだ日本では公開されていない作品でもうすぐ公開になるようなのですが、『水曜日のエミリア』という作品も気になっています。
あー確かにオードリー・ヘップバーンの片鱗ありますね。
白鳥の時はともかく黒鳥の時の表情はゾッとしました。
日本であの役ですか・・・。
30歳くらいの女優さんですよね。
うーん・・・細さと白さでいくと中谷美紀さんは合っているような気がするのですが、年齢的に少し上なんですよね。
年齢でいくならウィノナ・ライダーのほうかなとも思うし・・・。
30歳前後の女優さんで儚い感じの女優さんが思い浮かばないですね。

大沢さんの映画も観たいですよね。
本人は気にしていなさそうですが、個人的にはそろそろ日本アカデミー賞最優秀賞あたりも狙ってほしかったり・・・。
まあキーワードは日テレ製作、山田洋二監督作品あたりですかね。
今はJINがあるので大満足ですが、また次の発表も楽しみですって、欲張りですね( ̄▽ ̄;)
Posted by きんぎょさんへ at 2011年05月19日 13:48
やはりミーさんのハイペースには追いつけないです。今日やっとこさブラックスワンを見ました。前から見たかったけれどミーさんの感想を見てさらに早く見たいと思いました。
ウィノナライダーは確か万引きをして逮捕されてからスクリーンから姿を消していて久しぶりに見たので、うれしかったです。
ミラクニスは普通の女の子のカンジでよかったです。別にそこまでバレーにのまれてないかなみたいな明るさがあってよかったです
それにナタリーポートマンがバレーのお稽古の行き帰りにピンクのコートを着ていたのがちょっとほっとしました。
結構好きな映画でした。冒頭の日々の生活を描く平和でちと退屈で、グレープフルーツなんて食べちゃってる場面と、入院しているウィノナライダーに会いにいくところと、最後、私は完璧と言って血まみれになってる場面が好きでした。こう書くとわしは、ちょっと変態っぽいです。
天才と狂気は紙一重みたいな話はよくあるけれどドラマチックで面白いです。ナタリーポートマンが確かに生きていることを別の映画を見て確かめたいです。その映画でナタリーポートマンが笑ってたりするとうれしいかな。結構残酷でかわいそうな役が多い気がします。
Posted by ぶるる at 2011年05月22日 19:44
★ぶるるさんへ

こんにちは~。
ハイペースですか?
とりあえず今は、ストック1本です。
今週末『岳』の感想をアップします。
水曜日にまた1本観る予定なので、毎年追い詰められて目標達成できずなので、今回は余裕を持って目標達成したいです。
年間60本いけますかね。
気持ち的には100本観たいのですが、3~4日に1本は厳しいです。
ブラックスワンはまだ公開してそんなに経っていないので、ぶるるさんも早いですよ。
アカデミー賞効果からか、週間興行ランキング1位でしたね。
正直、内容的には1位をとるには少々地味かなと思うのですが、アカデミー賞効果がしっかりと出ています。
今年のアカデミー賞受賞作品は良作揃いで嬉しいです。

そうそうウィノナ・ライダーは万引きしちゃった人です。
私もそのイメージしか強くて出演作品はあまり知らなかったりもします。
だからか、今回の役は尚更あっているように思いました。
ミラ・クニスの役は実際は最後に謝りに来た時の描き方が本当だったと思うので今回の役はちょっとかわいそうでしたよね。
でも印象に残る憎めない役で私は好きです。

ピンクのコートかわいかったですよね。
私も思いました。
天才と狂気って本当に紙一重ですよ。
ソーシャル・ネットワークなんかも観ていて思いました。
天才的発明と犯罪は紙一重。
便利に見えて悪事もでてくる。
だから人間は過ちを起こしたりするんですよね。
そこが人間の魅力なのかもしれないのですが・・・。

そういえば、ナタリー・ポートマンはかわいそうな役が多いかも。
今回も白鳥のイメージはぴったりでしたからね。
最後は黒鳥も見事なまでの変貌でしたが・・・。

また映画のお話もしたいですね~。
チケットがとれているといいな~とまた思ってしまいました(^^ゞ
Posted by ぶるるさんへ at 2011年05月23日 17:12
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