ミーハー女のミーハー日記２

2007年　4本目
僕は妹に恋をする
出演　松本潤 、榮倉奈々
　　　　平岡祐太 、小松彩夏
　　　　浅野ゆう子　　ほか


早くも4本目です。
日曜に2本観たので目標に向かってスタートダッシュをかけているような感じですが、観たい映画が多いってことで
観るか観まいか公開直前まで悩んでいた映画なんだけど、観ることに追い込みました。

感想です
う～ん・・・個人的には★5段階でいくと3寄りの2ってとこでしょうか2.8くらい。
私は原作は中途半端にしか読んでいないので最後がどうなっているか分からないんだけど、原作ではあかされている2人の出生の秘密とかが全く描かれていないんですね。
もちろん父親が出ていません。
だから原作を読んでいる人からすれば、中途半端すぎてよくないとなってしまうかなと思いました。
それでもって原作を全く読んでいない人からすれば、ありえないことはないかもしれないけれど近親相姦だろの言葉で終わってしまうこちらも中途半端な話になるだろうなと思いました。


そして個人的な感想でいうと、物足りなさはあるんだけどそこは観ている側が感じ取ってくださいと言っているのかなと思いました。
とにかく台詞がシーンの長さの割には少ないシーンが多くて途中、若干眠くなりました。
でもそこを主役2人に自分がなったつもりで、その間の長さを主役2人が何を考えてどう気持ちが動いているのかを考えたら心情を丁寧に撮っている作品なのかなと思いました。
実際の生活って他人が見ているよりも自分自身は長いこと考えていたりすることってあると思うんですよね。
もちろんその逆もあります。自分はよく考えて答えを出したつもりなのに即決だねと言われたり
そういう気持ちの動きを丁寧に撮っている作品だなと思いました。


どこに視点をおくかでもっと違う展開もあったかもと思いますがストーリー展開もこんなもんかなと思います。
欲を言えば、母親役の浅野ゆう子さんと主役2人の絡みをもっと撮ってほしかったし、友華役の小松彩夏ちゃんにはもっとはじけてほしかったのが本音ですが、まあこれは私の考えですね。

キャストも個人的にはよかったですね。
誤解を生じたら申し訳ないけれど、松本潤くんって思っている以上に実力を発揮する人だなと思います。
これも個人的にだけど嵐の中だと演技力は二宮くんなんだけど松本君は作品に恵まれているというか役へのなりきり方がはまるような気がします。
二宮君ももちろん、役にはなりきるし作品にも恵まれているんだけど松本君のはまり具合はとにかくなんとも言えない絶妙さがあるなと思います。
今回の作品もそうだし、東京タワーの時も岡田くんが最初に決まってじゃあ友人役は松本君なのかなと思ったけど実際、観たら松本君のためにある役のように感じたし、花より男子だって原作の道明寺とは見かけはかけ離れているけど実写化なら道明寺はこんな感じかもと思わせる魅力があるなと思いました。
ってまたジャニーズネタでこんなに書いてしまいましたが、しかも二宮君のことはけなしているように見えますが、明日以降書く、硫黄島からの手紙で思いっきり褒めますのでもうしばしお待ちを・・・

榮倉奈々ちゃんも思っていた以上によかったです。
私の彼が、かわいいかわいいってうるさかった
平岡裕太くんは、一見飄々としているんだけどいろいろ考えて行動、発言しているというのが伝わってきてよかったし、浅野ゆう子さんはもういうことないですね、本当にもっと出演シーンを増やしてほしかったです。

いろいろなことを考えながら観た映画なので疲れる部分もありましたが、エンドロールでクリスタル・ケイさんの歌が流れたときは胸がしめつけられるような想いになって観てよかったと思いました。