2009年07月05日
2009 15本目

2009 15本目
スラムドッグ$ミリオネア
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル
フリーダ・ピント、アニル・カプール
イルファン・カーン ほか
画像は、HPよりお借りいたしましたm(__)m
日本でも、みのもんたさん司会で今でもたまにスペシャルなんかで放映されている「クイズミリオネア」をモチーフにした作品。
今年のアカデミー賞で作品賞含む8部門を受賞した作品。ということもあり、観たかったので鑑賞。
そして感想を書くにあたってYahoo!映画とかで見たんだけど、イギリス映画なんだね。
インド映画だと思っていた

どうしてそう思ったかは、追記の感想にて書きます。
それではどうぞ。
ちなみにネタばれは満載ですので要注意です。
感想です。
どうしてインド映画だと思ったかは、最後にストーリーとはうって変わってインド映画にありがちなダンスが始まったから

正直、あれはいらなかった。
せっかくの作品の余韻があれで吹っ飛んだもん。
インド映画での突然のダンスシーンを批判するものではないので誤解しないでくださいね。
「ムトゥ踊るマハラジャ」なんかは好きですので。
・・・といきなり最後まで飛んだ感想になりましたが、作品自体の感想を書いていきます。
どうしてスラム育ちの青年が、クイズミリオネアに出演して最終問題まで答えることができたのか

普通に考えたら、ズルをしたと思うでしょう。
でもそのクイズ問題全てが、スラムで育った青年の半生をそのまま描いたものだったとしたら・・・。
正直、あくまでフィクションです。
そんなうまくいくわけがない。
でもスラム育ちの青年が、どれだけ壮絶な人生を送ってきたかというのをドキュメンタリーで観るとすると敬遠する人も多いかもしれない。
でもこういう形で世界中で有名なテレビ番組になぞらって展開していったら・・・
観る人が増えると私は思いました。
この作品は、大げさに描いている訳でなく、誰かモデルがいる訳でもないだろうけど、スラムでの生活の壮絶さが分かる話だと思います。
そして今、こうして生活している自分に感謝できる話だと思いました。
もちろん先に書いたとおり、フィクションです。
でも日本は平和だなとつくづく思いました。
って書くと硬すぎるように感じるかもしれませんが、それを和らげるかのように使われている音楽がまたいいのです。
物語冒頭から、主人公の子供の頃のシーンでの映像の切り替わりのテンポの良さ
音楽の使い方で疾走感がより伝わってきて一気に入り込むことができました。
物語全体が、小気味よくそれがカメラワーク、音楽の使い方にあるという上手い作り方だなと思いました。
主人公の青年の反省を順番に追っていくのですが、最後の問題でまた一気に子供時代に戻ります。
その問題を解くことによって、映画冒頭で鑑賞者に提示した問題。
Q:ジャマール・マリク(主人公)は賞金獲得まであと1問 その理由は?
A:ズルをしたから (He cheated)
B:幸運だったから (He's locky)
C:天才だから (He's a jenius)
D:それが運命だったから (It's destiny)
この答が分かります。
もちろん作品の最後にも答えが出ます。
ちなみに、これはお金が欲しい人の物語ではないです。
主人公の青年は、お金が欲しいから出演したのではないのです。
これがこの作品の良さをより一層引き立てています。
またテレビで放映されることがあれば、是非観たい作品です。
Posted by ミーハー女 at 15:00│Comments(0)
│映画
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