2011年07月24日

2011年33本目

2011年33本目
2011年33本目
水曜日のエミリア
出演
ナタリー・ポートマン
スコット・コーエン
チャーリー・ターハン
ローレン・アンブローズ
リサ・クドロー
エリザベス・マーヴェル
アンソニー・ラップ
デイジー・ターハン         ほか


画像は、goo映画様よりお借りいたしましたm(__)m


「ジュリエットからの手紙」を観た際に予告を観てこれは観たいと思って観た作品。


「ジュリエットからの手紙」もひょんなことから、こういう作品があるんだと知り鑑賞したんだけど、この作品を鑑賞しなかったら、「水曜日のエミリア」も観ていなかったという不思議な縁で観た映画というものは良作が多くて、なんだか得した気分になった不思議な作品です。


感想は追記にて。


その前に、あらすじをサクッと書いておきます。


Yahoo!映画より。


あらすじ
ニューヨークで弁護士として働いていたエミリア(ナタリー・ポートマン)は、既婚者の上司ジャック(スコット・コーエン)と恋に落ち、ジャックの妻で医師のキャロリン(リサ・クドロー)から奪って結婚。
しかし、生まれたばかりの娘が突然死してしまった上、一緒に暮らす夫の息子ウィリアム(チャーリー・ターハン)は心を開かず……。







感想

他の作品でも何度か書いたことがあるのですが、タイトルと内容が合っていないなと思ったら、アメリカでの公開タイトルは「LOVE AND OTHER IMPOSSIBLE PURSUITS/THE OTHER WOMAN 」


邦題ではちょっと違った方向にいっちゃった?と思わせるような原題でした。


でもいつもは違うと怒るというか文句をつけるミーハー女ですが(ただの文句言い)この作品に関しては、ストーリー展開、キャスト、音楽、風景がよかったのでそこまで問題ではないですね。


一応、気にはなったので書きましたが。


内容的には、主人公やその他出演者のやったことやテーマをみてみると、なんなんだこの人達は?!と思ってしまうような出来事ばかりなんだけど、もしかしたら本当にこういう人達はいるのかもしれない、と思わせる俳優陣の演技に誰も憎めなくなってしまうという不思議な現象を生む作品でした。


だってさ、一目惚れした上司には奥さんも子供もいるのに自ら仕掛けて肉体関係になり子供を作って離婚に追いやり、自分は嫁の座につき、生まれた子供を自分の不注意(かもしれない)で突然死させてしまった女性。


これだけ読んだら共感はできないでしょう。


私には無理だ。


でもナタリー・ポートマンは、どこか儚げででも勝気な部分もあって、普通に喜び悲しみ怒っている姿は映画というよりも本当に起こっている出来事ではないのだろうかと思わせるような表情で、ここ最近、ナタリー祭りが続いていたんだけど、どの作品も全く違う表情をみせてくれる彼女にはこの作品で彼女の凄さを決定づけさせられました。


まあ作品的には日本公開の順序はおかしいので、こちらの作品は2009年公開作品なのでおかしいんだけどね。


それでも彼女は本当に凄いですね。


そしてエミリアの旦那ジャックを演じたスコット・コーエンもこれまた男性特有の情けなさを持った男で、浮気の常とう句を次々と並べたて、こういうまさに絵に描いたような、あーあるあると思わせる男でした。


しかもエミリアが毛嫌いしている父親に似ているという繋がりもまた面白かった。


エミリア自身の夫婦関係の描き方もよかったけれど、エミリア自身の親子関係もこれまた深く描いているんですよね。


そしてエミリア自身の親子関係も小気味よい嫌味っぽさも交えながら描かれていく。


観ていてかわいそうだったのは、やはり子供のウィリアムでしたね。


彼も目がよかった。


目からくる表情のうまさは心奪われます。


なんだ、このクソガキと思わせるところもしばしば、でも背景を考えると、こうなっても仕方がないだろって納得。


勝手な大人たちに振り回されて不憫でした。


勝手な大人達はエミリア、ジャックだけでなく、ウィリアムの実母キャロリンもまた同じ。


ウィリアムへの愛情はもちろん伝わるんだけど、心配性でこうるさい。


どこかエミリアの当てつけのようにも見える振る舞い(実際あてつけだろうとは思う)。


ここまでなら心配性のお母さんで済むけど、後に起こる出来事で、なんなよお前もやってることはやってるんかえ、と思わせる展開も有。


もちろん、離婚後のことなのでなんの問題もないけれど、これは日本との文化の違いもあるのでいいとは思うのですが、子供目線で見るとどの大人も勝手な大人だな~とつくづく思いました。


でも時は流れ、どんな形であれ家族というものはできていくのだという過程を最後まで丁寧に描いた作品だと思いました。


何度も観る作品ではないけれど、良作だと思います。



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Posted by ミーハー女 at 15:00│Comments(2)映画
この記事へのコメント
ミーさんとほぼ同じ理由でこの映画見ました。ナアリーポートマンどこから見てもきれいですが、特に横顔が好きですわい。この映画はミーさんの言うようにストーリそのものも面白かったです。子供がいて離婚して若い女性と再婚するってえと、みんな子供(わたし子役も好きでした)のことを考えてってくるのかって思ったら、あれええそうなるわけって大人の身勝手な話でしたが、実際にはそうなのかもそれないどす。ミーさん夏ばてされませんように。ほにゃまた
Posted by ぶるる at 2011年07月25日 09:07
★ぶるるさんへ

こんにちは~。
ぶるるさんもご鑑賞されたのですね♪
嬉しいです。
そうそうナタリーの横顔好きです。
綺麗なんですよね。
容姿の綺麗さはもちろんなんですが、形が綺麗というか・・・。
シルエットが綺麗といったらいいのかな。

内容的には本文にも書いた通り、何度も観る作品ではないのですが、良作だなと思いました。
凄い波風のある話ではないのですが、心に響く作品でした。

子役の子は私も好きです。
他の作品でも出会いたいな~と思いました。
大人の勝手さを秀逸に描いているので、子供から見るとまた違うのだろうなと思いました。

ぶるるさんもお体ご自愛くださいね。
Posted by ぶるるさんへ at 2011年07月25日 13:19
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