2010年12月19日

2010 55本目

2010 55本目
2010年55本目
武士の家計簿
出演
堺雅人
仲間由紀恵
松坂慶子
西村雅彦
草笛光子
伊藤祐輝
藤井美菜
大八木凱斗
嶋田久作
宮川一朗太
小木茂光
茂山千五郎
中村雅俊   ほか
 


画像はYahoo!映画様よりお借りいたしましたm(__)m


テレビでもいいかな~と思いつつ鑑賞。


感想は追記にて。







感想


ちょっと行きすぎかな~と思うところもありましたが大満足な作品でした。


いつもは内容から書きますが、なんといってもキャストがよかった。


堺雅人さんは、まさしくそろばんバカを見事に演じていました。


そりゃあ強いだけが武士ではない。


今の世の中だって、自衛隊の方もいれば営業職の方だって経理職の人もいる。


だからこの時代にだって会計処理の専門家の武士がいたっておかしくない。


それなのに周りには少し異色な目で見られている雰囲気が異様に感じましたが、堂々と生きている様が素晴らしかったです。


頼りなくみえるようで、子供を厳しく育てる姿との差が見ていて清々しかったです。


仲間由紀恵さんは、私は貝になりたいの時も思ったけど、健気に夫につくす妻が似合うし上手だなとつくづく思いました。


それでもって凛とした佇まい、本当に素晴らしい。


そしてちょっと頼りない中村雅俊さん演じるお父さんとお茶目で憎めないお母さん演じる松坂慶子さん。


おばばさま演じる草笛光子さんと実にバランスの良い配役だったように思います。


悪い人が全く出てこないのに(主要キャストで)、飽きさせないキャラクターを全員が造り上げていたように思います。


話の展開としては、実にゆるやかにでもブラックな部分も含めつつ展開していきます。


正直、波がないので、少しゆったりとしすぎかなとも途中思いましたが、気付けば終わっていたと思わせる展開。


実にウマイです。


こういう家族の温かみというのは、今の世の中でもあってほしいとつくづく思いました。


お金があるとかないとかではなく、それを恥ずかしいとか思うのではなく、いかに家族が元気に暮らせるかを考えた直之がかっこよかったです。


祝い膳にのせる塩焼き用の鯛が買えず鯛の絵を代わりに置いてしまうところや、家のものを、ほとんど売り払うと決めた時の潔さは、1度決めたら曲げない直之の一本通った性格が垣間見れました。


実際にあった日記のようなものを参考に映画化されたとのことなので、少し大袈裟に描いているのではないのかな~とも思うのですが、こういう人もいたんだという名もなき武士を描いた作品の割には、見応えのある映画でした。





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Posted by ミーハー女 at 15:00│Comments(2)映画
この記事へのコメント
ミーさん
こんなに前にさかのぼってごめんなさい
この感想を読んで見に行こう行こうと思っていてやっと日曜日に行きました。
ミーさんの言うとおりキャストが本当によかったです。堺雅人さんの表情って笑っているのか泣き出しそうなのかわからないカンジですが、それが今回の役柄にあってるなあと思いました。
個人的には成之役の子役も伊藤祐輝もいいなと思いました。一番好きな場面は犀川へ拾ったお金を返しに行くところです。
てさかのぼっていただいたわりには大したコメントではなくごめんなさい。
ではでは
寒いですね。お身体大切に。
Posted by ぶるる at 2010年12月28日 21:02
★ぶるるさんへ

こんにちは~。
いえいえ~いくらでも遡ってください。
私の感想で観ようと思ってもらえて嬉しいです。
キャスト最高ですよね。
特に主演の2人がいいです。
伊藤祐輝君もよかったですよね。
目がいいです。
犀川へ拾ったお金を返しに行くところも好きですが、最後堺さんがおんぶをしてもらって行くところも好きです。
ぶるるさんもお体に気をつけてくださいね。
良い新年をお互いに迎えましょう。
Posted by ぶるるさんへ at 2010年12月29日 13:08
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