2010年07月31日

2010 30本目

2010 30本目
2010年 30本目
出演
蒼井優
鈴木京香
竹内結子
田中麗奈
仲間由紀恵
広末涼子    (50音順)

大沢たかお
井ノ原快彦
河本準一
駿河太郎
三浦貴大
平田満
真野響子
塩見三省
長門裕之   ほか


画像は、Yahoo!映画様よりお借りいたしましたm(__)m


大沢さんが出ているというだけで観た作品です。


感想は追記にて。








感想


大前提として映画でするほどの作品ではないというのはある。
2時間ドラマとして十分に機能します。
設定は面白いですね。

今回の主演6人の原点は、蒼井優さん。
蒼井優さんの娘が、竹内結子さん、田中麗奈さん、仲間由紀恵さん。
仲間由紀恵さんの娘が、鈴木京香さんと広末涼子さん。
年齢的に、仲間由紀恵さんが三女っていうのはおかしいけど時代設定が違うので問題なし。
ただ鈴木さんと広末さんはかなり苦しいですかね。
どんなに離れていても5歳くらいの年齢差のはずなんですけどね・・・。
まあ京香さんは綺麗なのでいいのですが。

ストーリー的には、予告で仲間さんのエピソードが泣ける雰囲気を醸し出しているし、実際私は泣いたんだけど、裏悲劇のヒロインは実は竹内さんだったといういい意味でのドンデン返しが切なかったです。
それぞれの時代背景の中での女性としての生き様が描かれています。
女性としての迷い、悲しみ、悩み、決断、喜び、嬉しさがそれぞれの物語にちりばめられています。
時代毎の映像美、衣裳やメイクの違いもはっきりと出ていてこの辺りの描き方は非常に丁寧で秀逸です。
さすが資生堂と思わせる部分だと思います。
それぞれのエピソードについての感想も一応、書いておきます。

蒼井優さんのエピソードに関しては、後々にも蒼井さん自体の出演はないものの、その後がきちんとところどころに出てきて、彼女が幸せだったからこそ他の5人の女性も力強く生きたのかなと思いました。
1人だけ白黒で、いくら時代背景を出そうとしているのは分かるのですが、少しやりすぎかな~とは思ったのですが、丁寧に描かれていたと思います。
普通に素の髪型でメイクの野暮ったさは白黒でも感じたけど、ほぼ素であの年代を違和感なく演じられるのが蒼井さんの良さだと思います。

竹内結子さんのエピソードは、涙を流すというよりも心にズシンとくる悲しさが印象深かったです。
大沢さん出演エピなんだけど出番は少ないですね(苦笑)
全体通して15分も出ていないだろうな~。
しかも髪型も野暮ったいし(泣)
話は、最初からなんだか違和感があったけど、あーやっぱりそうなのか。
竹内さんの底知れぬ悲しさが苦しかったです。
ただ最後の街中をルンルン気分で歩いているあの絵柄は、かなり違和感あり。
もちろん、いつまでも悲しんでいる場合でないのは分かるんだけど、ギャップがありすぎて若干、ひきました。

田中麗奈さんは、今回6人の中ではコメディ担当なんですかね。
相手役が河本さんだったのも、ますますそうさせたのかも。
っていうか河本さん嫌いじゃないんだけど、今回の役に限ってはコント要素が多くて入りこめなかったかな。
14歳の母の時とか好きだったのに、ちょっと残念。
田中さんは、顔立ちが元々きつめ(目ヂカラが強い)ということもあって、仕事に対する女性としての責任感、故の気の強さと、その中での愛する人への想いとの狭間で揺れている様がとてもチャーミングでした。

仲間由紀恵さんは、やっぱり泣けましたね。
病弱という設定、子供の命と引き換えになるかもしれない自分の命。
それでもお腹に宿った命を世に送りたいという強い意思がとても丁寧に描かれていたように思います。
仲間さんの柔らかい雰囲気の中に母としての凛とした佇まいが、とても素敵でした。
夫役のイノッチもよかったですよ。
これ誤解しないでほしいけど、彼はあの時代が似合いますね。
元々の顔つきというか・・・。
ただV6のコンサートのMCでピッチ×2のスラックス履いていますの後に剛君がもっこり?なんて言うもんだから、そこが気になったのはご了承ください。
って言わなくてもよかったですかね。
イノッチの約30年後を平田満さんが演じるのですが、平田さんの演技もとてもよかったです。
ベテランの俳優さんなので私が言うことではないけれど、30年経った重みが見事に出ていたと思います。

鈴木京香さんは、気が強そうに見えて実は、普通に心の弱い面もあるんだというところがとても丁寧に演技されていたと思います。
鈴木さんと広末さんの時代が、少しごちゃごちゃになっているのが、もう少し鈴木さんの時代設定である2000年も描いてほしかったのですが、そこは仕方がないのですかね。
広末さんと1つの時代を2人主役でという描き方になっていたのが残念でした。

広末さんは、お父さん役だった、イノッチと平田さんにお母さんの想いをきちんと伝えられて育ったのだろうなというのがとても伝わってきました。
劇中にもチラッと台詞で出てきましたが、余計なことを言う親戚もいただろうに、あれだけ前向きに自分の日々の日常を幸せに感じて生きている人も珍しいくらいの女性でした。
それもお父さんの育て方が、よかったんだろうなと思いました。

全体を通して、企画ものの割には、丁寧に描かれていたと思います。
時代設定もそうですが、季節の風景も織り込まれていて、女優陣の綺麗さとともに楽しめました。





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Posted by ミーハー女 at 17:08│Comments(2)映画
この記事へのコメント
ミーさん
私も大沢さんがでているので見ました
覚悟していきましたが思ったより面白かったです
ミーさんのを読んで、そうそうと思いました
大沢さんの出番は少なくてこれだけ?だったのですが丁寧に描かれていたと思いました。
まあありえないけれど大沢さんみたいなひとと結婚して早くになくなられたら、どんだけ喪失感だろうと思いましたが、大沢さんの髪型(フォンテーヌかなあ全体的にかつらの映画でもありましたよね)で他の場面との違和感がなかったのかも
大沢さんがまるで二重あご?みたいな撮り方があったので、そこは撮り方取り直してほしかったです(あんた誰?ですよね)
ほにゃまたです
ほんまに4周年おめでとうございます
Posted by ぶるる at 2010年08月01日 11:46
★ぶるるさんへ

こんにちは~♪
私も完全に大沢さん目当てでの鑑賞でしたが、思っていた以上によくて満足でした。
手抜きな感じがなく、丁寧に作られているなと思いました。

あーーーーー!!
そうそう大沢さんが異様に不細工な写り方がしているところがありました!!
ギャーーーッって思いましたもん。
カメラマン何をしてくれていると思いました(怒)

竹内結子さんの背広(スーツ?)を抱きしめて泣くシーンがとてつもなく切なくて喪失感が漂っていて、いいことではないけど、良いシーンでした。
大沢さんも髪型さえもう少しどうにかなっていれば・・・。
まあ年代的に仕方ないですよね。

今度は桜田門外~なので、これはヅラも似合っていると思います(エッ)
楽しみです。
Posted by ぶるるさんへ at 2010年08月02日 14:09
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