2010年06月20日

2010 22本目

2010 22本目
2010年 22本目
第9地区
出演
シャールト・コプリー
デヴィッド・ジェームズ[俳優]
ジェイソン・コープ
ヴァネッサ・ハイウッド
ナタリー・ボルト
シルヴァン・ストライク
ジョン・サムナー
ウィリアム・アレン・ヤング
グレッグ・メルヴィル=スミス
ニック・ブレイク
ケネス・ンコースィ  ほか


画像は、Yahoo!映画様よりお借りいたしましたm(__)m


元々、1人では絶対に観ようと思わなかった作品なのですが、一緒に観に行った人が観たいと言ったので付き添う形で観ることに。


感想は追記に書きます。




感想


最初に一言書くと観てよかった。


雰囲気的に観たいと思わなかったのですが、観てみてよかったですね。


食わず嫌いじゃないけど、観もしないうちから敬遠するのは勿体ない事なんだなと思った作品でした。


私は、歴史に詳しくないので特に何も思わなかったのですが、一緒に観た人は、アパルトヘイトそのままと言ってました。


その人が言うには、エイリアン=黒人、人間=白人という図で置き換えていると言ってました。


私自身は恥ずかしながら、アパルトヘイトという言葉は聞いたことがあるし、大体の出来事も知っていはいましたが、そこまで詳しくはなかったのでこの作品を鑑賞後、調べました。


確かに、一緒に観た人が言っていることは分かったし、確かに・・・と思うところもいくつかありました。


ただこの作品が人種差別について描きたいのかというと少し違うと思います。


アメリカの人や南アフリカの人なら、この作品の重みをもっと受け取めるのかもしれませんが、私のように鑑賞後に言われて初めて気づくパターンもあります。


そういう人の感想を今日は書きます。


イコール、私の感想ということなんですけどね。


描き方がドキュメンタリータッチに始めは描かれていて、終始この状態が続くなら、つまらない映画なのかなと思うのですが、観ているうちに実際に起こっている展開に変わり、どんどん引き込まれていく図式でバランスは秀逸でした。


まだ感想は書いていませんが、ハート・ロッカーとは大違いです。


こちらはあくまでジャンルはSF作品だと思うので、ハート・ロッカーとはジャンルが違うので比べるのもおかしいですが、観ているうちにエゴさが出てくるハート・ロッカーに比べこちらの作品は観ている側に考えることを教えてくれる作品でした。


他国で起こっていることなので、余計に実際に起こりうるかもしれないと思えるほど上手い描き方でキャストが知らない人ばかりだったというのも功を奏して現実味を感じました。


こんなこと起こらないよ、と思う人もたくさんいると思うし、あくまで造り物だよと言われればそれまでです。


エイリアンがやってくる話、侵略しようとしてくる話はこれまでもたくさんありました。


でも28年間、ある地区に収容されどんどん数が増えて人間を脅かす存在になっていく。


人間の中にもいろいろな人種がいてて人間同士で相対する場面もあるのですが、そんなことしている場合なのか?と恥ずかしくなってきました。


もちろん実際に起こっていることではないので、そんなことを思うのもどうかと思うのですが、どうも私の感情がおかしいのか人間の身勝手さに苛立ちを覚え、エイリアン側についている自分がいました。


人間というのは、地球上でいえば一番の存在なのかもしれないです。


でも惑星全体で見たらはたしてそうなのだろうか?


そんなことはある訳がない。と考えさせられる作品でした。


観ているうちに、この言葉を使うのは失礼なのかもしれないけれどエイリアンたちが、かわいそうになってきました。


人間の小馬鹿にしたような態度や威圧的な態度は見ていて見苦しく心苦しかったです。


でもそういう風に見ていられるのは、私が日本人だからなのかもしれないです。


先に書いた通り、他所の国で起こっていることという第三者的立場で見ている部分がある。


本当に自分の目の前に巨大宇宙船が浮かんでいたら・・・。


考えるだけで怖いです。


やっぱり勝手なのだと思います。


そして主人公に起こる不運。


不運なんて言葉で片付けられる出来事ではないのですが、主人公を演じたシャールト・コプリーの設定は大変、よかったと思います。


上司や妻、義父などの自分を取り巻く人間の中では小心者でうだつのあがらない男。


その男が不運に見舞われた時に、恐るべき力を発揮する。


恐るべき力というのは、暴力とか威圧的なものではなくて、人の心どころかエイリアンの心まで動かすことをする。


この描き方もまた秀逸でした。


とにかく見たこともない役者さんばかりで1人1人の設定がよかった。


3年後、第10地区は公開されるのでしょうか。


一緒に見た人は、あれで終わりやろと言ってましたが、私は是非、第10地区を観たいです。


ただ1つこれだけは書いておきたいので書いておきます。


水を差すようで非常に申し訳ないのですが、この作品で要注意なところがあったと言えば、グロさでしょうか。


血みどろ、内蔵ドロドロは覚悟してください。


私は何度かスクリーンから目をそらしました。


それを覚悟しても観て損はない考えさせられる映画でした。








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Posted by ミーハー女 at 15:00│Comments(0)映画
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