ミーハー女のミーハー日記２

物語は現在なんだけどその現在も平成18年ではなくて、計算すると昭和の終わり～平成の始めくらいだと思います。
そうじゃないと堤さんと岡本綾さんの年齢設定がおかしいです。
気づいたのが最後のほうだったからちょっと混乱しました。

多分、テーマが
あなたは、父になる前の父親を知っていますか？
あなたが生まれる前の母に会いたいですか？
誰に向けて言っているかはネタバレになってくるので伏せておきますが、現在→昭和39年→現在→昭和39年→終戦直後→現在→終戦直後→戦時中→現在→昭和39年とめまぐるしく時代背景が変わっていくので物語についていくのは結構、大変かもしれないです。
時代背景が変わる間に地下鉄が走っているのが入るから時代が変わるのは分かるんだけど整理しつつ観ていったほうがいいかな～とは思いました。
私がついていけたから多分、大丈夫だと思います
そして最後に分かる(冒頭でもしかしてと思う部分はあるけど)主人公とヒロインの数奇な運命
そしてヒロインの下した決断。
切なくてなぜだか分からないけれど涙が出ました。
はっきり言って設定的には奥さんがいてる人に・・・ってことだから褒められたものじゃないけれど、それでも女性として人間として決めたことなんだろうなと思いました。
岡本さんはちょっと私生活でも今問題なのでダブル部分があってちょっと色眼鏡で見てしまいましたが最後のほうは役のみち子という女性として観ることができました。

そしてひいき目で申し訳ないけれど、戦時中～現在までを演じた大沢さんは素晴らしかったです。
戦争へ行くまだ10代も確かに苦しいけれど10代に見えたし、最後の歳をとった姿も(これは顔は映っていないけれど)よかったです。
常盤さんも年齢層広く演じていてその年齢の美しさが出ていたと思います。

思っていたのとは違ったけれど観てよかったです。