ミーハー女のミーハー日記２

2008　5本目
スウィーニー・トッド　フリート街の悪魔の理髪師

出演：ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム＝カーター
　　　 アラン・リックマン、ティモシー・スポール
　　　 サシャ・バロン・コーエン、エド・サンダース
　　　 ジェイミー・キャンベル・バウアー、ローラ・ミシェル・ケリー
　　　 ジェイン・ワイズナー　ほか



気になっていた映画だったので観てきました。
あまり知識がないまま観ました。
分かっていたこと言えば・・・
1.ミュージカル調
2.ジョニー・デップが復讐のために殺人鬼になる
3.Ｒー15指定になっているから多分、グロいシーンが多いんだろうなと・・・
これくらいなものです。

後から知ったけど、ミュージカルが元になっていたのですね
しかも日本でも、市村正親さんと大竹しのぶさんとで上演済み(もっと前にも他のキャストで上演済み)。
映画を観た後で市村さんと大竹さんの舞台の写真を拝見しましたが、ミュージカルでも観てみたいな～と思いました。

それでは肝心の映画の感想は追記へ・・・

感想です

ここまでグロイと思わなかった。

復讐に燃える男の話という認識しかなかったから、度肝を抜かれました。

何度か予告は観ていたんだけど、デップが歌を歌っているシーンなんかは、結構おどけているような感じに観えたのでもうちょっと楽しい要素も含めた話だと思っていたんだけど、楽しい要素もブラックに包まれていて、お腹の底から笑うというよりも怖さも含めた笑いになっていました。

ストーリーは昔からあるミュージカルを元にしているから、それに文句を言うのもどうかな～と思うので、こういう話はこういう話で有りかなと思える内容でした。
ただ何度も書きますが結構、ぐろかったので(個人差はありますが)楽しいイメージを抱いている人は観ないほうがいいかなと思いました。

・・・と言っても実はこういう話結構、嫌いじゃなかったりします。
まあこういう話ばかりだと困りますが、たまにはいいかなと思いました。
無差別に人が殺されていくのですが、そうなってしまったスウィーニー・トッドの生い立ちとそれでも許されない行動のギャップが考えさせられました。
最後の顛末なんかは特に悲しいなと思いました。

キャストに関しては、ジョニー・デップは最高
やっぱりこの人、作品によって全然違う人になりますね。
前にも書いたと思うけどまた違う顔を見せてくれました。

ヘレナ・ボナム＝カーターは、監督さんの奥様なのでティム・バートン監督の作品に出演がが多いのですが、私の思い出せる限りでは、猿の惑星とチャーリーとチョコレート工場それとハリーポッターも不死鳥の騎士団で出演していたよね
この方もいろいろな役をされていますよね。
今回の役は、メイクが凄かったですね
同じ女性としてこのメイクは・・・と思いましたが女優魂を感じました。

それでもって、アラン・リックマンに一番驚きました
基本的に外国の方の顔って覚えられない人間なので、この方を観たときも観たことない方だなと思ったんだけど、声を聞いて思い出しました
ハリーポッターシリーズに出演しているスネイプ先生じゃないですか
全然違う
でも声に特徴のある方ですね。
しかもいい声だってこの作品を観て気付きました。
ハリーポッターの時は、嫌な役なので(比較的)なんとも思わなかったのに

ちなみにミュージカルと連呼してきたので出演者の歌に関しては、全体的にレベルが高いなと思いました。
なにこれっ作品の価値が下がるなんて人は誰一人としていなくて、作品のイメージを壊していなかったと思いました。
まあこの辺りは本当に舞台での上演ではないので、後からの編集作業でなんとでもなると言ってしまえばそれまでですが、ミュージカル映画として良い作品だったと思います。